検査について
てんかんの診断に必要な検査には、脳波検査と血液検査があります。
脳波検査は「てんかん」であるかどうか、「てんかん」であればどのような種類のてんかんであるか、を判断するために有効な検査です。また治療効果の判定や、薬の量を調整する際の目安となります。てんかん発作の症状の変化や抗てんかん薬の効果による変化は、脳波で経時的にみる必要があるため、数か月に1度の割合で検査を行います。
血液検査には服用している抗てんかん薬の血中濃度の検査と、一般の血液検査があります。血中濃度の検査は服用している薬剤が体内で、適正な量が保たれているかを判断するために必要な検査です。またてんかんの治療は、長期にわたって薬の服用を続けなければならないため、体に影響が出ることもありますので、定期的に一般の血液検査をして体への影響がないかを調べる必要があります。
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